放送内容
カナダ東部にあるルーネンバーグ旧市街は約270年前にイギリスが築いた植民都市の面影を今なお色濃く残す街。特徴は、見事な格子状に広がる街並み。こうした造りになった背景には、当時北米で繰り広げられた大国同士の覇権争いがあった。植民都市として誕生したルーネンバーグだが、やがて豊かな海を活かし、漁業の街として発展を遂げていく。
その主役となったのは、日本人の食卓でもおなじみの魚、タラだ。
イギリス流の都市計画 格子状の街
最も古いもので1760年頃に建てられた家が残るルーネンバーグ旧市街。上空から見下ろすと、街が見事な格子状に区画されているのが分かる。これは、18世紀に北米へ領土を拡大しようとしたイギリスが軍事利用も見据えて、街を設計したことに由来する。

タラで栄えた街
植民都市として築かれたルーネンバーグは、タラ漁により大きく発展した。沖合の北大西洋で豊富に獲れるタラは、塩漬けや乾燥により長期保存が可能で、ヨーロッパやカリブ海などへ広く輸出されたことで街の繁栄を支えた。

漁業で栄えた街の学校
タラ漁で財を成した漁師らの支援で建てられたのは、100年以上街の教育を担った学校。約100年前、漁師になるなら教育は必ずしも必要とされていなかったが、この学校の存在があり、教育の機会が与えられた。
